35歳のおっさん@テレビドラマと生きる。

ドラマがないと生きていけない。好きなドラマを褒めて褒めてほめまくります。 #朝ドラ #木皿泉 #坂元裕二

【映画】イノセンツ─前情報無しで見た衝撃の映画体験

全く知識のないまま「イノセンツ」を選びました。
映画を事前情報ゼロで見るという新たな体験に挑戦し、
視聴前の興味と不安が交錯する中でスクリーンに向かいました。


【チラシ画像を見ると】

映画館のチラシ画像に目を落とすと、不気味なトリックのような写真が印象的でした。初めはタワーの上に取り残された人々がパニックになる映画かと思っていました。退屈な内容ではないかという不安が心をよぎりましたが、ここは思い切って冒険しようと決心しました。


【はじまってみると】

映画がスタートすると、私の予想は大きく外れました。まるで別世界に入り込んだかのような怖さが訪れました。リアルな描写が現実と交じり合い、非現実的な要素が絶妙に織り交ぜられた演出により、恐怖心がじわじわと広がっていきました。効果音や音楽は、まるで心の奥底に忍び寄るような気持ち悪さを漂わせており、ASMRの音も不気味な空気をさらに盛り上げました。特筆すべきは子供たちの演技で、彼らが普通ではない存在であることが鮮烈に描かれていました。日本の映画にはあまり見られないジャンルで、新鮮な恐怖が襲ってきました。


【名作】

過去に観た「ザ・トライブ」や「ミッドサマー」と同様の衝撃を感じました。北欧の映画は、日常と恐怖が密接に結びついており、日常の営みの中に潜む不気味な要素が私たちの心を揺さぶります。この映画は、コテコテのホラーではなく、ある意味で爽やかな描写が特徴的でしたが、その中に確実に気持ちの悪い何かが散りばめられており、私を恐怖に陥れました。


【エンドロール】

映画が終わっても、私の気持ちが落ち着かないままエンドロールが進行しました。音だけでなく、全てが不協和な雰囲気を醸し出し、私たちが何を気持ちいいと感じるのかをあざ笑うかのような、独特の気持ち悪さが漂っていました。見たくないけれど見せたくなる、複雑な感情に苛まれる映画でした。視聴後はしばらく心がざわつき、映像の印象が私の中に深く刻まれました。


【結果】

前情報無しで見た映画2本目。そして、やはり面白かったです。事前の予備知識なしで映画を観ることで得られる驚きと恐怖は、他の何物にも代えがたい魅力を持っていると感じました。私の心に深く刻まれた「イノセンツ」の体験は、映画の魔法によって新たな次元に引き込まれたような気分を味わわせてくれました。

【次代カンヌっ子】寝ても冷めても【東出君またまた怪演】

僕が好きな映画は、

■日常を描いていているもの


そして
■この時代に生きる人間の心の動きを描いているもの


特にテーマとかモチーフには感心がなくて、
SFでもドキュメンタリーでも、その2つが揃っていれば大丈夫。


ダダ長いハッピーアワーで注目され濱口竜介監督のいわゆる商業デビュー作、「寝ても冷めても」。
この映画にはその両方がちゃんとある。



ありきたりな物語の先にある空白地帯


前作ハッピーアワー同様に物語はまったく興味をそそられない状態からはじまる。
普通の映画であれば開始数分で片付けてしまうような内容、前段階の物語が分厚い。


人間のサイズ感が良くて、今回は有名俳優を起用していながらも、
やっぱり等身大。特に東出君はデカすぎて顔が小さすぎるにも関わらず等身大。
瀬戸康史の脇感もすごくいい。


たぶんこの映画でしか見せていない顔がある。



そこに描かれる"いま"。


たぶんみんながみんな好きって映画ではないし、だからこそ映画なのだと思うけど、
この映画は貴重。重要。


台詞を、この時代に生きる僕らが、自分の言葉、同時代を生きる人の言葉として受け取ることができる。
特に主人公の台詞はとてもいい。数年前まではリアリティを持たなかった台詞。あんな主人公、すごく面白かった。


その他…

濱口竜介の切り取る世界はどこかダサくて、終わった感があって、くさい。でもカッコイイ。


それはきっと現代日本の姿そのものであって、僕らが「素晴らしき日本」から脱却してもいいんだと思わせてくれる。


感覚が更新されているのに、いつまでも「日本的」なものを作り続けないといけないのは、まるで民芸品のようだ。



きっとこれからの映画は濱口竜介が描いていく。
最後に…伊藤沙莉の存在は常に切ない。

【岐阜県民による】ここが変だよ半分青い【ふぎょぎょって何?】

方言


ふぎょぎょなんて聞いたことない。
更に「○○でやんす」とか「やっとりゃーす」とか過剰。
そんなこと喋っとる人なんておらん。


みんなが五平餅好きという特殊設定


正直、子供のころに五平餅だけは避けとった。
無駄にボリューミー。味が濃すぎる。ネチネチしとって食べにくい。
スズメらは旧世代として許したとしても、かんちゃんだけには「嫌い」って言ってほしかった。


なんと言っても「暑さ」が足りない


東濃と言えば日本一の暑さ。
それがものすごく涼しそう。うちわと風鈴って。
本当の東濃やったら、すでにワコさんもハルさんも溶けてなくなっとる。


そんな半分青いが好きです。