35歳のおっさん@テレビドラマと生きる。

ドラマがないと生きていけない。好きなドラマを褒めて褒めてほめまくります。 #朝ドラ #木皿泉 #坂元裕二

【いよいよクライマックス】2017年夏ドラマ【その世界の死生観】

夏ドラマは枯れやすい。

そう、付け焼き刃が剥げやすいのと同じように。


しかし、今年はめでたく例外だらけ。
なぜか、


■総じて長い。初回だけでなく毎回が特別回。
■章だてのものが多い。中だるみがなく密度が濃い。


そう、今年の夏ドラマはひと夏の物語ではなく、もっともっと長い話なのだ。
最初から「10年の物語」をうたっていた義母と娘のブルースだけでなく、
高嶺の華もこの世界の片隅にも、そして半分青いも、10年20年の物語が描かれている。


そしてその中心にあるのは「人の死」。
まったくお気楽ではない。


半分青いで「りょうちゃん死んでくれ」と言い放った数週間後にせんきちさんが死んだ。
かと思ったら、わこさんまで死んだ。そうこうしてる間にギボムスでは良一さんが娘を残して死に、
高嶺の華ではお家元の口から母の死の真相が突きつけられた。
サブエピソードにおける「あのままだったらお母さんのこと殺してただろ?」という台詞も忘れられない。


まさか

今年の夏ドラマがこんな展開になるとは思ってもいなかった。


死の問題はこの世界の片隅にに一任。あとは一本でも面白いドラマがあれば御の字。


頑張れ野島伸司。期待しすぎてごめんね森下佳子。そんな程度だった。


それなのに、今や、物語の消化が追いつかない。視聴大渋滞中。


以下、簡単に。


半分青い

・母と息子


・岐阜犬ごしの会話がラスト


・子守唄


・美しく儚い原田知世


・せん吉さんはナレーションで再登場してたけど、ワコさんはそんなことも無いようで、ちょっと安心


義母と娘のブルース

・闘病の姿を描く


・あくまでコミカルに


・葬式のシーン


・悲しむことが仕事


・トリックスター麻生祐未が牙を剥く


・良一さんの死によって表情筋が動くよになった義母


この世界の片隅に

・戦争の理不尽さ


・この後の展開をどう描いていくのか


・どうやら視聴率がよくないっぽい


・アニメとの差を指摘する人たち


・何度でも見られるべき物語、何度でも語られるべき物語


・現代パートにおける榮倉奈々と古舘君の身長差がひどい


高嶺の華

・家元争い


・プーさんとの関係


・キャラ拡大中の芳根京子と千葉雄大


・ヌレヌレの戸田菜穂


・いまだ隠れ気味の小日向文雄


死を乗り越えた後の展開がどうなるか。
そして今現在にどう繋げていくのか。
ワンシーズンで四本も観走するの久しぶり。