35歳のおっさん@テレビドラマと生きる。

ドラマがないと生きていけない。好きなドラマを褒めて褒めてほめまくります。 #朝ドラ #木皿泉 #坂元裕二

【感想】義母と娘のブルース第4話【みどころ発見】

脱落ぎみだったギボース。
何気に見続けていたら、なんか、ちょっと、この家族のことが気になりだした。

竹野内豊×やさしい


いまだにウォーターボーイズ。
反町の影響でイメージダウン。
相変わらずの滑舌の悪さ。


しかし。いい。
市井の人感がある。本気の優しさがある。
いい人オーディションして連れてきたような稀有感。


きっと竹野内豊は心の中の演技ができていて、
ただアウトプット(とくに言葉)が苦手なタイプ。


竹野内しか発しない音とかニュアンスがあって、桃井かおり的な面白さがある。


寓話の登場人物、綾瀬はるか


あまりに現実離れしたキャラクター
さすがにそんなんおれへんやろー、というレベル
感情移入できない


しかし、いい。
連ドラマジック。どんなものでも見続けることでそのルールを受け入れられる。
大切なのは一貫性。あきこさんは一貫性の塊。


竹野内の死によって綾瀬はるかがどうなるか。
突然庶民的になるなどの激変が楽しみな一方、
それでも「変わらない」という選択もあるかもしれない。


変わってないようで変わってる。


いよいよ前半クライマックス/死をどう描くか。


てっきりサラッと描くパターンと思いきや、どうやら闘病シーンもあるっぽい。
こういう雰囲気のドラマでそこに足を踏み入れるのは珍しい。
森下佳子脚本が何を描くか。


そして後半へ。
子役さん→上白石さんのバトンタッチがどうなるか。


なんか腹踊りで脱落しかけたけど、今となるともう一度腹踊りを見たい気もする。
そして佐藤健がどう絡んでくるのか。なにげに楽しみ。

【2〜3話みたとこの】2018年夏ドラマ【雑感】


個人的トピックス
・高嶺の華、予想外のナンバーワン
・この世界の片隅に、澄子が化けた
・そのほかボチボチ


野島伸司カムバック/高嶺の華

・野島伸司ノスタルジー


・過去の名作を思わせる空気感、特にラブミーテンダー


・石原さとみと峯田が野島ゼリフを吐く、吐く、吐く


・2話の太鼓のシーン以外、いい感じ


・自転車で日本一周中のブーちゃんも、主役に見える


・脇役がみんなヤバキャラ化


・特に芳根京子さんが「家元=千葉くんの嫁になれる権利」という大胆な発想で爆発の予感


・既に脱落者も大勢いそうやけど、僕はいまんとこ大丈夫


・最後の失速に注意


この世界の片隅に、澄子

・澄子がこんなにドンピシャはまるとは予想外


・ほとんど澄子のままという感じもするけど


・新しい天然キャラ


・今の時代ではゆるされないレベルのおっとり感


・そして隣の家の幸子さん


・幸せな子供と書いて幸子さん


・ガサガサの声にもまして猿みたいな動きが岡村さん並


・人間関係が丁寧に描かれれば描かれるほど、後半が悲しくなる


・悲惨な物語


・いまのところ全く面白みを感じない現代パート、どうなるか


そのほかドラマ

■義母と娘のブルース


・そろそろ前半の謎を回収して本筋にはいってほしい


・佐藤健はなんなんやろ


・半分青いのリツもほったらかしやし


■健康で文化的な最低限度の生活
・一話は良かったけど、二話がダメやった
・浅い物語になってしまいそう
・うーん。うーん。うーん。
・井浦新のキャラづくり面白い


ということで、後半どうなるか。
たのしみです。

【黒田清輝を殴った男】版画家/吉田博【マッカーサー御用達】

私的発見!そして興奮。


京都伊勢丹で開催中の新版画展。
北斎や広重の浮世絵と現代のイラストをつなぐもの。
という趣向で、大正や昭和初期の版画を紹介。


最初は「へー、色味がやっぱり現代的やなー」くらいにしか思ってなかったのが、
吉田博ゾーンに入って爆発。なんじゃこりゃ。


版画とかイラストとか、そんなん関係なくて、とにかく面白い。そして美しい。
以下、三点にまとめました。




おすすめ① とにかく山


穂高とか劔山とか、山を題材にした作品が抜群にカッコいい。
一瞬でやられました。


刻々と変わる山、何千年もの間変わらない山。
その両方の魅力が一枚の中に凝縮されてる。


おすすめ② それから水


こんな水の表現みたことない。
確かに北斎も凄いけど、幾何学的。デザインの美。
吉田博の水はもっと複雑で、それでいて全体を司る何かがある。
ものすごい不思議な線。


日本的なテーマを描くのに、日本的でない線を使う。
最高にカッコイイ。


植物はなんかムーミンっぽい。


おすすめ③ なにより色


みてください桜。
北斎や広重の浮世絵には無い淡さ。濃さ。
めっちゃカッコイイ構図とあいまって、もう花見の脳内イメージが刷新されます。


既に僕にとって春と言えば吉田博。山と言えば吉田博。美しいものを思い出したい時には吉田博です。



キンドルで600円の画集が買えるので、是非。
安すぎる。